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祭りのあと

ここ一ヶ月あまり、全身全霊を懸けて取り組んでいることがありました。

約30年ぶりに地域の獅子舞を復活させるという取り組みです。

 

獅子舞をやるのに何人必要なのかも知らないという状況から始まり、

メンバーが少しずつ揃い、

僅かな生き残りの方達の記憶や

残されたカセットテープを頼りに、

定期的に集い、練習を重ねました。

 

 

私を含めほぼ全員が初心者。

一曲だけでもやってみようと始めたものの、

何度聴いてもつかみどころがなさすぎて、

こんな短期間で果たしてできるのだろうか、、と

誰もが感じていたと思います。

 

 

郷土の歴史や資料を調べたり、

近隣の地域や源流と思われる獅子舞を研究したり、

シルクロードを辿って獅子舞そのものの起源や意味、

神がかり・神事・神社・祭典の興り等まで遡りました。

 

 

それぞれの生活を送りながら、

一つの目標に向かって、

今の社会においては何の得にもならないようなことに

(だから多くの民俗芸能やご神事は廃れてしまったのでしょう)

持てる力を注ぐ。

 

 

いのちがみちて

魂が光り輝く。

 

それは私にとって

とても楽しく、素晴らしく、美しく、

幸せな体験でした。

 

みなさま誠にありがとうございました!